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 A・ピエール・ド・マンディアルグ著「城の中のイギリス人」

城の中のイギリス人 (白水Uブックス (66))

城の中のイギリス人 (白水Uブックス (66))

 1950年代出版時には、ピエール・モリオンという名で発表されたが、その後の改定版出版時に作者マンディアルグ自身による序文で、初版出版の諸事情が明かされた奇書。

 この序文ではマンディアルグのポルノグラフィというか、エロティシズムに関する嗜好性が明らかにされており興味深い。

また、自身が主宰する「ビアズリー友の会」(怪しげ)にベルメールも参加していたらしい。
#友の会といっても会員数7名だったらしいのだが、、、(更に怪しげ)

 後に出版された中公文庫版では原作通り 「閉ざされた城の中で語るイギリス人」というタイトルになっている。