フランス語で「パロール」は「言葉」、「パント」は「絵に描かれた」、つまり「絵に描かれた言葉」というような題の美しい詩画集である。
ジャン・ポーランを創立メンバーとする委員会があり、アラゴン、マンディアルグ等が参加した。
詩に対応した絵画(銅版画)数組から構成されており、1962から1975年の間に5巻が刊行され、銅版画はすべてラクリエール工房にて制作された。限定200部。
1962年 Paroles Peintes I ※14編の詩に14点の銅版画
シャガール、ザッキン、エルンスト、ブラックなど
1965年 Paroles Peintes II ※15編の詩に15点の銅版画
ジャコメッティ、アルプ、菅井汲、フォートリエなど
1967年 Paroles Peintes III ※7編の詩に7点の銅版画
ミロ、フンデルトヴァッサー、吉原治良、マザウェル、カルダーなど
1970年 Paroles Peintes IV ※7編の詩に7点の銅版画
タピエス、マッタ、ムーア、タル=コアなど
1975年 Paroles Peintes V ※9編の詩に9点の銅版画
ミロ、チリダ、タピエス、マッタ、ラムなど
[ Paroles Peintes IV : Titles ]
※参考文献「ラクリエール版画工房・巨匠たちとの60年展 1993ー94 目黒区美術館ほか」
p.s
うんでもって、我が家には
I : エルンストを含む銅版画のみ7点
II : ジャコメッティの銅版画
IV : 完本
とあるわけです(結構凄いかも)