「コラージュとフォトモンタージュ展」
開催中 〜 12.17 東京都写真美術館 3F
お気に入り広告の写真を切り抜いて画用紙に貼り合わせる。そんな遊びをした経験がありませんか。これはコラージュという美術の技法の一つなのです。17世紀ごろから紙や布、羽や動物の皮などさまざまなものを貼り合わせて作品にするということは行われていましたが、写真が発明されてからは、コラージュ作品の多くに写真が使われるようになります。写真を組み合わせることで難しい描写を可能にしたり、本来なら同じ画面にあり得ないものを並べることにより、新しいメッセージを生み出したり、超現実的な世界を表現したりすることができます。またコラージュは写真家だけではなく、他の美術の分野の作家にも広く取り入れられました。
本展は写真がコラージュにどの様に利用されてきたのかをたどりながら、その意味や表現の魅力を捉え直す展覧会です。
《PART.1》 ■写真がコラージュされ始めた時期 - 写真の黎明期
《PART.2》 ■20世紀初頭の前衛美術運動との関係 - ダダ、シュルレアリスム、構成主義
《PART.3》 ■現代美術との関係