カンヌ映画祭 「監督週間」の40年をふりかえって
4.18 sat - 4.27 mon 東京日仏学院
昨年40周年を迎えたカンヌ映画祭監督週間は、世界の三大映画祭の中でも最も重要なこの映画祭で貴重な役割を果たしてきた。2004年に就任した第四代ディレクター、オリヴィエ・ペールの推進力によって、ますます多様化する映画を刷新する新たなスタイル、形態の誕生に目を光らせ、探求する役割を担っている。68 年5月革命直後に設立されたこの部門は、当初より前衛的な映画を紹介し(70年代)、この部門によって紹介された多くの映画作家が、後にコンペ部門で多くの賞を獲得し、名声を獲得すようになる。マーティン・スコセッシ、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、大島渚、シャンタル・アッケルマン、フィリップ・ガレル、ジム・ジャームッシュ、ショーン・ペン、リュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ、ソフィア・コッポラ、その他、大勢の作家たちの才能がこの部門から華々しいキャリアの第一歩を踏み出した。
同部門の作品選考委員の一人であり、『カイエ・デュ・シネマ』などで映画批評を執筆している批評家ステファン・ドゥロームが、監督週間の40年を振り返りながら15本の作品をセレクトし、映り行く映画史について語る。
http://www.institut.jp/agenda/festival.php?fest_id=57
#4/18(土)に『愛のコリーダ』無修正版上映