ART TODAY2010 荒川修作＋マドリン・ギンズ「意味のメカニズム」完全版127点
2010/10/9（土） - 11/23（火・祝） セゾン現代美術館
荒川修作は1936年名古屋に生まれ、1961年にニューヨークに渡った現代美術の奇才。
「意味のメカニズム」シリーズは1963年頃からマドリン・ギンズとの協同で始まり、1988年に一応の完結をみた。
書物のように目次から始まり、15章から成る本編は同一サイズの80点で構成される。
最終の16章「検討と自己批判」は、現実化されるべき構築物のための素描や模型としてその後の仕事に継続し、荒川自身もしばしば＜まだ進行中のプロジェクト＞と語った。
総数127点の「意味のメカニズム」は、今年５月に急逝したアラカワを知る唯一の自作による体系的教科書と言える。
